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予防歯科

歯の健康維持に欠かせない「予防歯科」

予防歯科とは

予防歯科とは予防歯科は、むし歯や歯周病といったトラブルが起きる前に、あらかじめリスクを減らしていくための取り組みです。治療のために通院するのではなく、「健康な歯を守るため」に通うという考え方が、予防歯科の基本です。
日本では、「痛くなってから歯医者に行く」という意識がまだ根強く残っていますが、海外では定期的な予防ケアが当たり前になっています。
その結果、通院回数や医療費の削減につながるだけでなく、年齢を重ねても自分の歯でしっかり噛める方が多く見られます。
特に40代・50代以降は、歯の健康に差が出やすい時期です。だからこそ、歯科医院でのプロによるケアと、ご自宅でのセルフケアの両立が大切です。毎日の歯磨きに加えて、歯科医師や歯科衛生士による専門的なサポートを受けながら、将来のために今からできる予防を始めていきましょう。

むし歯・歯周病予防のための
定期検診

むし歯や歯周病は、日々のケアだけで完全に防げるとは限りません。だからこそ、歯科医院での定期検診がとても大切です。3〜4ヶ月ごとの検診を受けておくことで、問題が起こる前に発見でき、治療の痛みや費用、期間を大きく抑えることが可能になります。
当院では、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせて、予防に特化したメンテナンスを行っています。歯石の除去やPMTC(プロによるクリーニング)はもちろん、プラークの残りやすい箇所の磨き方、歯ブラシの選び方など、細やかな指導も行っています。
むし歯や歯周病は、日本人が歯を失う2大原因と言われていますが、正しいケアと定期的なチェックを習慣にすることで、これらのリスクは大きく下げることができます。
「悪くなったら治す」ではなく、「悪くならないように守る」。それが現代の歯科医療のスタンダードです。
ご自身の歯を長く大切に使い続けるためにも、ぜひ予防歯科の定期検診をご活用ください。

エアフローによる歯や歯茎を傷つけない
バイオフィルム除去【自費診療】

エアフローとは

エアフローは、細かなパウダーと水、そして空気を混ぜたジェット噴射によって、歯の表面をやさしく、かつ効果的に洗浄する最新の歯面清掃機器です。従来の器具では落としにくかった茶渋やタバコのヤニなどの着色汚れ、そして細菌のかたまりであるバイオフィルムも、スピーディーに取り除くことができます。
エアフローの特長は、汚れをしっかり除去しながらも、歯や歯ぐきに対する刺激が非常に少ないことです。痛みが苦手な方や、知覚過敏気味の方でも、比較的快適に受けられるクリーニング方法として広く取り入れられています。
さらに、通常のブラッシングやスケーリングでは届きにくい歯周ポケット内部や、インプラントの周囲にも対応可能です。歯周病やインプラント周囲炎の予防効果も期待できるため、メンテナンスにも最適です。

エアフロークリーニングの5つの特徴

むし歯・歯周病の予防に効果的

エアフローは、歯の表面だけでなく、歯と歯のすき間や歯周ポケットなどの細かい部分に入り込んだバイオフィルム(細菌の膜)をしっかり除去できます。
従来の器具では届きにくかった奥まった部分にも微粒子パウダーがしっかり行き届くため、むし歯や歯周病の予防にとても効果的です。毎日の歯磨きでは取りきれない汚れを、エアフローがサポートします。

忙しい方にも嬉しい、「短時間」で終了するクリーニング

エアフローは、まるで高圧洗浄のように汚れを一気に吹き飛ばすことができ、短時間で効率的な歯面清掃が可能です。施術時間はおおよそ30~60分です。
細部までしっかりキレイにできるのに時間がかからないため、忙しい方にもぴったりのケア方法です。短い時間でお口の中がすっきりし、爽快感も得られます。

歯石や着色汚れをしっかり除去できる

日常の歯磨きでは落としきれない茶渋やタバコのヤニなどの着色汚れも、エアフローならしっかり除去できます。
歯の表面に微粒子パウダーを優しく吹き付けることでツルツルとした自然な白さに近づき、汚れの再付着もされにくくなります。見た目の美しさだけでなく、清潔感にもつながります。

歯や詰め物・被せ物を傷つけずに清掃

エアフローは、ブラシなどで強くこすらずに汚れを落とすため、歯そのものはもちろん、詰め物・被せ物・インプラントといった人工物も傷つけにくいのが特徴です。研磨剤のような削る力がないため、歯への負担を最小限にしながら、しっかりとした効果が期待できる安心のクリーニング方法です。

当院の予防歯科メニュー

歯石除去

スケーリング

スケーリングスケーリングは、歯ぐきより上に付着した歯石やプラークを専用の器具で取り除く処置です。歯の表面が清潔な状態に整えられることで、むし歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を抑えることができます。定期的に行うことで、お口の健康維持につながります。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

SRPは、歯周ポケット内に入り込んだ歯石やプラークを丁寧に除去し、歯の根の表面を滑らかに整える処置です。通常のスケーリングでは届かない歯ぐきの奥まできれいに清掃することで、歯周病の進行を食い止め、歯ぐきの健康回復を促します。

TBI(ブラッシング指導)

毎日の歯磨きを正しい方法で続けることは、むし歯・歯周病を防ぐうえで重要なセルフケアです。TBIでは、歯科衛生士が患者様のお口の状態や生活習慣に合わせた歯磨き方法をご提案します。磨き残しの出やすい場所を知り、効率よくプラークを取り除くことで、セルフケアの質を大きく高めることができます。

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)

PMTCは、歯科医師や歯科衛生士が専用器具を用いて行うプロフェッショナルクリーニングです。ご自宅での歯磨きでは落としきれない汚れやバイオフィルムをやさしく丁寧に取り除きます。
歯の表面を研磨してツルツルに仕上げることで、汚れの再付着を防ぎ、むし歯・歯周病の予防にもつながります。茶渋・ヤニなどの着色にお悩みの方にもおすすめです。

シーラント

シーラントシーラントは、奥歯の溝に専用のレジン(白い樹脂)を流し込み、むし歯の原因となる汚れや細菌が入り込まないように保護する予防処置です。特に乳歯や生えたばかりの永久歯は溝が深く、ブラシが届きにくいため、シーラントによるコーティングが大きな効果を発揮します。噛み合わせに影響が出ないように調整しながら行い、定期検診で状態を確認・補強していきます。

フッ素塗布

フッ素塗布フッ素塗布は、歯の表面を強化し、むし歯に負けない歯質へ整えるための処置です。フッ素は歯の表面に作用し、むし歯の原因となる酸に溶けにくい「フルオロアパタイト」という結晶を作り出します。ご家庭でのフッ素入り歯みがき剤と併用することで、より高い予防効果が期待できます。ただし、フッ素を塗布したあとでも毎日の丁寧な歯磨きは欠かせません。施術後30分ほどは飲食やお口をゆすぐことを避けてください。

キレイな歯を維持するための
メンテナンス

定期検診の重要性

治療が終わったあとも、お口の健康を維持するためには定期的なチェックが欠かせません。歯周病やむし歯は再発しやすい病気であるため、3~4ヶ月に一度の検診とクリーニングを続けることがとても大切です。
正しい歯磨き、甘い物の摂りすぎや喫煙を控えるなど生活習慣にも気を配ることで、再発のリスクを大きく減らすことができます。